ビットコイン(BTC)は650万円を超え、史上最高値に挑戦中です。
それに連動するよう、多くの銘柄が急上昇中ですね。
ただ、多くの仮想通貨銘柄が高くなってしまい、手を出せない……といった状況も生まれているようです。
そこで、今回は、1コイン10円以下でも買える仮想通貨銘柄を3つピックアップしました。
※本記事執筆時時点の価格です。購入の際は、最新の価格をチェックしてください。
DOGE(ドージ)
今年(2021年)に入ってから、盛り上がった低価格アルトコインの代表格は、Doge(ドージ)です。
2021年1月末までは約0.8円ほどでした。
それがなんと、約8.6円台まで急上昇!
この急騰劇のすべてのキッカケは、テスラ創設者にして2021年現在世界一の資産家である、イーロン・マスクCEOのTwitterでの投稿です。
ur welcome pic.twitter.com/e2KF57KLxb
— Elon Musk (@elonmusk) February 4, 2021
ライオン・キングを元ネタにしたコラージュ画像を見て分かる通り、このコイン、もともとはネタとして作られた経緯があります。
柴犬をモチーフとしたロゴで知られるインターネット・ミームを名前とロゴにしたのです。
ちなみにこのモデルの犬は、日本在住のかぼすちゃんという柴犬。
それをコラージュしたのが、2013年に爆発的に広がりました。
結果、かぼすちゃんは世界一有名な犬となったのです。
そのブームに乗って、ノリと勢いであっという間に出来てしまったのが、このDogecoinなわけです。
日本で言えば、Mona Coin(モナコイン)に近いですね。
それが、イーロン・マスクという世界的インフルエンサーのTwitter投稿で、一瞬で時価総額80億ドル(約8400億円)もの通貨になってしまいました。
仮想通貨全体の時価総額でも、2021年4月現在18位に位置してますね。
仮想通貨×インフルエンサー……おそるべし……!
Doge(ドージ)の強みは2つあります。
まずは、「送金速度が速くて」、さらに「手数料が安い」こと。
ビットコイン(BTC)は送金速度が約10分かかります。
その上、ここ最近の急騰で手数料がものすごく高くなっています。
対してDoge(ドージ)の送金速度は、約1分。
手数料も、2021年4月現在、1doge(約6円〜7円)。
次に、Dogeのコミュニティが非常に活発ということ。
アメリカの有名掲示板reddit(レディット)では、Dogeを盛り上げようと活発ですし、DogeMarket(ドージマーケット)というオンラインショップまであります。
このあたりも、Monaコインに似てますね。
なお、Dogeの発行枚数に上限はありません。
「だから安いのではないか?」
という声もありますが、仮想通貨界のシルバーたるEthereum(イーサリアム)にも、発行上限はありません。
それでも時価総額は2位ですし、日々上昇を続けています。
なので、発行枚数の上限数を気にすることは別にないんですね。
Dogeで大事なのは、ノリと勢いです。
そのお祭りに乗じて一緒に楽しむ、というのがDoge投資の醍醐味と言えますね。
本記事作成時時点の価格は、約5円〜6円台。
調整も落ち着き、良い買い時になっていますね。
Doge まとめ
・通貨名 ドージコイン(Dogecoin)
・シンボル Doge
・発行上限 なし
購入できる取引所
・国内 2021年4月現在は無し
・海外 Binanceなど
TRON(トロン)/ TRX
クリエイター支援とエンタメ活性化を目的とした仮想通貨として大注目されているのが、このTRON(トロン)です。
たとえば、面白い動画などに対して、投げ銭みたくトロンを使って支払うことができたりするのです。
TRON創業者のジャスティン・サンはリップル(XRP)の開発にも関わった凄腕の持ち主。
ジャスティン・サンはNFT市場の拡大にも尽力しており、「ジャストNFTファンド(JUST NFT Fund)の設立も発表しました。
ちなみに彼は、約85億円で作品が売れたことで知られるBeeple(ビープル)のデジタル・アートを所有しています。
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TRONはマーケティングが活発なことでも有名で、多くの企業と提携しています。
一例をざっと挙げれば……
・Baofeng ユーザー数2億人の動画配信サービス。中国版Netflixとも。
・Peiwo ユーザー数1000万人の音楽・映像ストリーミングアプリ
・Obile ユーザー数1000万人の自転車シェアリングサービス
・Game.com ブロックチェーン技術でゲームを開発する企業。
と、こんな感じ。
もちろん、すべてTRON(トロン)で支払いができます。
このTRON(トロン)、長らく日本国内では取引所がなかったのですが、2021年3月にBITPoint(ビットポイント)で取り扱いが開始されました。
これは金融庁許可の暗号資産として、ホワイトリストに入ったことを意味します。
最後に、TRON(TRX)のチャートを見てみましょう。
2018年の仮想通貨バブルの時には、約25円近くまで急騰しました。
それから3年たった今(2021年)、長い横ばいから抜け出し、4月1日には約10円台に復帰。
本記事作成時点では、約9円台に位置しています。
出来高も伴って、ATH(過去最高値)を目指してもおかしくない状況に来ていますね。
TRON(TRX) まとめ
・通貨名 TRON(トロン)
・シンボル TRX
・発行上限 なし
購入できる取引所
・国内 BITPoint(ビットポイント)
・海外 Binanceなど
VeChain(ヴィチェーン)/ VEN
TRON(TRX)がエンターテイメントを押し上げるのを目的とするならば、VeChain(ヴィチェーン)は社会の秩序を正すのを目的とした通貨です。
ブロックチェーンは、根本的に改ざんが不可能な仕組みを持った技術です。
それを応用することにより、偽物か本物かの判別が可能になります。
VeChain(ヴィチェーン)は、NFCというチップを埋め込み、改ざんの出来ない偽装防止対策を実現させています。
どんなものに使われるかというと……
・高級ブランド品
・衣料品
・食料
・農業
・物流
などなど。
これらとVeChain(ヴィチェーン)が結びつくことにより、正規のモノ・サービスが流通するわけですね。
VeChain(ヴィチェーン)の一番すごいところは、中国政府と提携していること。
世界2位の経済大国となった中国が、いまだ払拭できないのが、偽装問題。
それを改善させる鍵を、VeChain(ヴィチェーン)は握っています。
チャートを見てみましょう。
2021年1月から4月までの3ヶ月間で、大いに上昇しました。
1月には、約0.8~0.9円だったのが、2月には約8円台まで急騰しました。
本記事作成時点では、約6円台後半を推移しています。
インフラに関わる通貨ですので、今後の中国の動向次第で大幅に上昇する見込みがありますね。
VeChain(ヴィチェーン) まとめ
・通貨名 VeChain(ヴィチェーン)
・シンボル VEN
・発行上限 約8億6,700万枚
購入できる取引所
・国内 2021年4月現在はなし
・海外 Binanceなど
まとめ
10円以下で買える仮想通貨3つを紹介しました。
どれも、有望性がありすぎます。
仮想通貨はものすごい種類があるので、10円以下の銘柄はたくさんあります。
いわゆる草コインというやつですね。
ただ、9割9分の草コインはあまりに脆弱です。
むやみに扱わない方が、身のためです。
しっかり基礎情報(ファンダメンタル)を確かめて買うのがスマート。
買っても良い基準として、Binanceなどの有名取引所に上場してるかどうかは、絶対にチェックしましょう。
今回取り上げた3つの格安仮想通貨は、時価総額にも上位に位置し、ファンダメンタルもしっかりしており、わたしも取引しているのを紹介しました。
ただ、今後、また新たな急上昇銘柄が登場するのは間違いありません。
その都度、本サイトでご紹介していきますので、お楽しみに!