連日、ビットコイン(BTC)の最高値更新が続いています。
2021年に入ってから、200万円を超えたと思ったら、300、400、500、そして600万円と、見事に上昇中です。
これをバブルと捉えるか、それとも当然の流れと見るかは、人によるでしょう。
ですが今回の上昇劇は、2018年仮想通貨バブルのそれとはベクトルが違うと、わたしは見ています。
王様であるビットコインを知ることは、仮想通貨の世界を知ることに繋がります。
というより、ビットコインの流れを把握しておかないと、市場に翻弄されてしまうのです。
今回は、そんなビットコイン(Bitcoin・BTC)のこの1年の流れと、今後の展望について。
コロナショックからの大躍進!ビットコインのこの1年(2020年3月~2021年3月)
この記事を書いている段階で、コロナショックから早1年となりました。
一時、経済はドン底まで落ちたのが記憶に新しいですね。
仮想通貨も大打撃を受けました。
チャートを確認してみましょう。
・2020年1月〜3月のBTCチャート
コロナ禍直前までの1月〜3月半ばまで、ビットコインはおよそ75万円〜110万円台と、上昇傾向にありました。
それが、2021年3月16日に48万円台まで急落します。
コロナショック、ホント恐ろしかったですね。
しかし、経済市場というのは不思議なもの。
4月以降を見てください。
・2020年4月〜10月のBTCチャート
2020年5月にはもう100万円に回復しています。
10月末には、150万円をタッチしそうな勢い。
・2020年11月〜12月のBTCチャート
11月終わりには200万円、そして12月終わりには、300万円を記録します。
2018年の仮想通貨バブルの最高値を超えていったのです。
・2021年1月〜3月のBTCのチャート
これが、2021年1月から、この記事を書いている3月21日までのBTCチャートです。
まず、1月に400万円超え、2月に500万円と600万円を連続で突破、そして3月14日には670万円の最高値を付けて、今に至ります。
ホントにすごい上昇劇!
この1年の全体チャートを見てみてください。
・2020年3月〜2021年3月のBTCチャート
いやー、すごいとしか言いようがありませんね。
コロナショックから1年経った今、ビットコインの上昇率は1200パーセントを超えています。
なんと、12倍超え!
これをコロナバブルと呼ぶ人も多いですね。
見ようによっては、たしかにそうでしょう。
ただ、2018年以来の潜在力が溜まって、一気に爆発したというのがわたしの見解です。
もともとの基盤があったからこそ、です。
現在のビットコインの価格(リアルタイムチャート)はこちらで確認できます。
また、こちらのページでは、主要銘柄50個の確認ができますので、ぜひご覧ください!
ビットコインは本当にデジタル・ゴールドなのか?世界時価総額ランキングから考える
「ビットコインはデジタル・ゴールドだ!」
そんな声が多く聞こえます。
デジタル・ゴールドはそのままの意味で、デジタル界の金。
金(ゴールド)といえば、数ある世界企業を超えて時価総額1位に位置し続ける最強の資産です。
ですが、本当にそうなのか?
現時点(2021年3月)の世界時価総額ランキング・トップ10を見てみましょう。
・世界時価総額ランキング・トップ10(2021年3月現在)
1位 Gold(金・ゴールド) 約1107兆円
2位 Apple(アップル) 約201兆円
3位 Saudi Aramco(サウジアラムコ) 約187兆円
4位 Microsoft(マイクロソフト) 約173兆円
5位 Amazon(アマゾン) 約154兆円
6位 Silver(銀・シルバー) 約143兆円
7位 Alphabet(アルファベット・グーグル) 約137兆円
8位 Bitcoin(ビットコイン) 約107兆円
9位 Facebook(フェイスブック) 約82兆円
10位 Tencent(テンセント) 約80兆円
桁違いの数字が並んでいますが、この1年で100兆円規模の市場を形成したのは、ビットコインぐらいです。
107兆といえば、日本の国家予算レベルですね…すさまじい。
ちょっと上昇すると、銀(シルバー)に追いつき追い越す勢いもあるので、この流れをみれば、ビットコイン=デジタル・ゴールドといっても過言ではありません。
ビットコインは2021年内に1000万円を超えるか?
1BTC=1000万円……!
よく言われることですが、節目となるこの数字を、2021年内に突破できるのか?
「大きな調整が何度かありながら、1000万円は普通に超えるのではないか」
そんな期待大な識者の意見が大多数です。
ビットコインアナリストのWill Woo氏は、
「2021年末までに20万ドル(2000万円超)というのも保守的な予想だ。30万ドル(3000万超)でもあり得なくない」
という強気な意見を出しています。
もっとアグレッシブな人は、
「年内とは言わないが、数年以内に1BTC=1億円は行く」とも。
いずれにせよ、上記チャートの流れや投資ブームから見て、わたしも1000万円は超えると考えている立場です。
今からでもビットコイン投資は間に合う?
「仮想通貨投資、上がり切った今頃しても、もう遅い……」
なんてことを言う人がよくいます。
ですが、そんな考えの人は、いつまで経っても始めません。
行動に移さないのです。
2018年の仮想通貨バブルの時も、今回ビットコインが100万、200万、300万…と超えた時も、同じ意見を聞きました。
結果、600万円となった今はどうなのか……?
必要なのは、実生活費とは関係ない、ゆとりのある余裕資金と、知識と判断力、それとちょっとした行動力だけです。
投資はギャンブルではありません。
ギャンブル的な出資は、投棄といいます。
ファンダメンタルとチャートをしっかり意識しながら、中長期的視点でトレードする。
それが投資というものです。
以下の記事にも詳しく書いてますので、ご参考ください。
「投資は自己責任」
そんなのも当たり前のこと。
将来性を見据えて、しっかり着実に投資していくのが、投資に対する暗黙の了解です。
ビットコイン、どこの取引所で買うのがオススメ?
国内にも多くの仮想通貨取引所がありますが、以下の方法で、ビットコインを購入し取引するのがオススメです。
コインチェックなどの国内仮想通貨取引所でビットコインを買う。
↓
Binanceへ購入した仮想通貨を出金・着金
↓
トレンドに応じてトレード
Binanceの良い所は、日本国内の取引所よりも安く取引ができ、またトレンドもつかみやすい点です。
さすが、世界最大の仮想通貨取引所!
他にも、bybitもすぐ登録できて取引ができます。
ハッキングやメンテナンスのことを考慮すると、取引所も分散しておくのが絶対に良いです。
わたしは、国内の取引所5つ+海外の取引所2つと、合計7つの取引所で資産運用をしています。
リスク分散は、できるだけやっておきたいですからね。
以上、「ビットコインは1000万円になるか!?コロナショックから急騰した2021年の展望と将来性」について、まとめておきました。
なにか変動がありましたら、随時更新や新たな記事を書きますので、お楽しみに!
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