SNSの普及もあって、「スマホのカメラ性能を重視する」という人が年々増えています。
1000万以上の画素数はもはや当たり前で、そこらのデジカメを上回る性能を持つ機種がバンバン登場。
そんな中、こんな悩みを持つ方も多いでしょう。
「デジカメを買ってみたいけど、スマホがあるしな……」
わたしもそんなことを考えてしまう一人。
そのせいで、デジカメ購入までに踏ん切りがつかないんですよね。
はたして今、デジタルカメラを買うメリットとは何なのでしょうか?
スマートフォンの撮影機能と、コンパクトデジタルカメラのスペックを比較しながら、「今、デジカメを買うメリット」を考えてみます。
iPhone,Galaxy,Xperia,arrowsの画素数
まずは、代表的なスマホの画素数と重さを見てみましょう。
画素数 1,200万画素
重さ 174g
画素数 1,220万画素
重さ 158g
画素数 1,920万画素
重さ 156g
画素数 2,300万画素
重さ 169g
カメラは画素数だけで決まるものではありませんが、最重要視されるスペックです。
それにしても、どれも向上していますね……arrowsなんか2,300万!
もはや、入門モデルの一眼レフカメラ以上じゃないですか。
カメラを持つ人は2種類ある!
ここで「カメラを持つ根源的な意味」みたいなメンドーなことを、すこし考えてみましょう。
わたしが思うに、このスマホ全盛の時代で、ちゃんとしたカメラを持っている人は2つに分かれます。
趣味性ゆえか?
合理性ゆえか?
そのどちらかです。
もちろん趣味性+合理性の両方を合わせてカメラを使っている人もいますが、便宜上2つに分けます。
まず、趣味性でカメラを持つとはどんなタイプでしょう?
分かりやすく言えば、車好きのそれと被ります。
「車好き」は、運転する以上に車種やそのスペックを調べたり、パーツをいじったりすることの方が好き、という人が多い。
カメラもまた同じく、あの機種やレンズがどうたらの知識を増やし、それを手に入れたら「かわいいなあ~」と愛でるようにいじる。
そこまでいくとカメラ(車)愛好家と言った方が適切。
なので、撮影すること(運転すること)の重要度は2段階ぐらい下がるのです。
まあ、両方とも元はといえば「紳士の嗜み」……
なわけですが、個人的には「少年心が強いのだな」と映って羨ましい限りです。
オシャレなミラーレス一眼を首からぶら下げている人もいますね。
その多くが女性(わたしの印象)なのは、「ファッション・アイテムとしてのカメラ」の要素が強いからです。
もちろん「スマホ以上のカメラを求めるため」手にしたのでしょうが、それ以上にモノ=ファッション・アイテムとしての価値を高く置いているように見えます。
いずれにせよ、上記のタイプ(愛好家、ファッション)は「趣味性」が大変高い、ということで一致。
対して、合理性でカメラを選ぶ人はどんなタイプか?
まず挙げられるのは、職業上カメラを必要とする人たち。
すべてのカメラマンはこれですね。
あるいは、夜景や星空といった「スマホでは撮るのが難しい風景」を撮るためにカメラを使っている人たち。
どちらの場合も、カメラを使うことは「手段=合理性」に過ぎません。
他にも「撮れりゃなんだっていいんだよ!」というタイプもいます。
わたしは明らかにこのタイプ。
スマホを手にして以来、デジカメなんて買ったことがありません。
「スマホこそ最高のカメラだ!」
なーんて思い続けていたのですが、心のどこかで「やっぱデジカメ欲しい……」とつぶやくこともしばしば。
だからこんな記事を書いたりしているわけですけどね。
コンデジこそ最強!買ってはじめて分かるカメラ体験記
ここで軽く、わたしのカメラ遍歴を。
最初に「自分専用のカメラ」として手に入れたのが、ニコンD40という一眼レフでした。
「なんでこれを買ったのか分からない!」と未だに思います。
たぶん、あの時の変なノリで衝動買いしてしまったのでしょう……
入門者モデルとしては最適なカメラでしたよ。
ただ、「なぜD40だったのか?なぜ一眼レフだったのか?」という購入理由が分かりません。
当時の日記をめくっても、「ヨドバシでNiconのカメラを買った」とあるのみ。
それでこれを持って外に撮影しに行ったかというと……数えるほどもない!
理由は単純。
わたしには一眼レフは重かったし、外だと変に目立つし、持っていくのがそもそも億劫だったんですね。
使い方もいまいち習得してなかったし。
「二度と一眼レフなんか買わない!」
という結論を得たと思えば、良い勉強代になりました。
それからしばらく経って、RICOH R8というコンデジを買いました。
本当はGRが欲しかったんですが、値段的にこのライト版を。
これはかなり使い倒しましたね。
首からぶら下げても邪魔にならないし、ポケットにも入るし。
iPhoneを入手するまではこれがわたしの愛機でした。
泣きたくなるような思い出がたくさんつまっていたのですが、ぶっ壊れて無慈悲にもゴミに出してしまったのが悔やまれます。
以上の経験から、わたしにとってカメラとは「コンパクトであること」が指標となりました。
なのでその極地たるスマートフォンの登場は、わたしに「カメラを持つ意義」を消し去るぐらいインパクトがあったのです。
「スマホあるからカメラなんかいらないじゃん」と。
ですがここに来て、「スマホで撮るのも限界あるな」と思う機会が増えてきました。
そこで、久々にデジカメを買おう!となっているわけですが……
今時デジカメを買うメリットとは?使う「目的」を明確にする
飽き性で合理主義なわたしみたいなタイプにとって、デジカメを使う目的は明確にしないといけません。
そこで比較となるのが、やはりスマートフォン。
デジカメの方がスマホより優れているメリットとは、どれぐらいあるのでしょう?
ざっと考えてみると、こんな感じに。
・スマホの電力を消費しない
・スマホよりすぐに撮影できる
・スマホより高画質
・スマホより夜景がキレイに撮れる
・スマホより愛着が湧く
・スマホより真剣に撮りたくなる(はず)
・スマホより写真を撮りたくなる(はず)
……と、スマホがあってこそ浮かび上がるデジカメのメリットたち!
もっと具体的な使用例を考えると、街場の写真を撮る際、スマホだといろいろ不都合があるんですよね。
たとえば、本サイトでは以下のような記事を書いています。
「広角レンズでもうちょいキレイで楽に撮れたらな……」
と、撮影のたびに思ってしまうんですね。
ま、スマホでも上手く撮る人は撮るんでしょうけど。
そんなこんなで、
「デジカメのひとつぐらい持っていてもいっか。スマホとの比較になるし」
と思うようになったのです。
……しかし、デジカメ、なにを買ったら良いか?
LUMIXかRX100かGRか……?
スペック比較して「あーだこーだ」と時間を潰したくないわたしは、消去法で物事を決めます。
・コンパクトデジタルカメラのみ
・画素数は現在使用しているiPhone SE(1,200万画素)以上あれば良い
・起動時間が早いもの
・ポケットに入るサイズ
・軽ければ軽いほど良い
・10万以内であればコンデジってなんでも買えるっしょ?
そして、選ばれし3機種が揃いました。
2010万画素
1.0型MOSセンサー
焦点距離24mm~72mm
光学ズーム/3倍
超解像iAズーム/6倍
ライカDC バリオ・ズミルックスレンズ
重さ/310g
発売/2016年
値段 70,000円〜
2090万画素
1.0型(13.2 x 8.8mm) Exmor CMOSセンサー
F値 (広角側) 1.8
ズーム倍率(光学)/3.6倍
重さ/240g
発売/2012年
値段 34,600円〜
1620万画素23.7mm×15.7mmサイズCMOSセンサー
F値 (広角側)
2.8ズーム倍率(光学) /4倍
重さ/221g
発売/2015年
値段 60,000円〜
スペックと値段を比較しだしたらキリがないので、家電量販店で実際に手にしてきました。
結論。
GRでいっか。
まず「軽さ」ですね。
首にぶら下げていても、片手に持ちっぱなしでも疲れない。
「起動の速さ」も決め手のひとつ。
他のよりも、GRが1番軽くてぱっぱと起動。
1秒もかからないんじゃないでしょうか。
レンズがむき出したようにならないデザイン性もベスト。
さすが最高のスナップカメラ!
そしてなにより、かつてから「欲しいなあ」と思っていた憧れの機種……
実はこれが1番の理由だったり。
というわけで、購入しました!
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タグ: arrows, Galaxy, GR, iPhone, LUMIX, Nikon, RX100, Xperia, カメラ, コンデジ, スマホ, 一眼レフ