公立中高一貫校の校風と求める生徒像【小石川・両国・武蔵・桜修館・九段編】

人は環境によって作られる、とよく言われます。
育った環境次第で、話す言葉もモノゴトのとらえ方(思考)も異なってきます。

私たちが日本語を使いこなしているのは、たまたま日本という地で育った結果身に付いた技術で、それは後天的なものです。
世界レベルで活躍する音楽家やアスリートなどの場合は、これに「才能」つまり先天的な要素が加わります。

さて、学校選びにおいて、「校風」を挙げる保護者は多いです。
「どういった教育方針なのか?」というのは当然として、近年は「英語・国際・キャリア教育にどれほど力をいれているのか?」というの点が注目されていますね。
「偏差値が高くて、進学実績さえ良ければどこでも良い」というのは、もはや時代遅れなブランド志向になってきたのではないでしょうか。
もっとも、そういった点のみ異常にこだわるツカレ親も未だ多いようですが…(ツカレ親についてはこちら→中学受験の失敗学から学ぶ)。

そこで、東京都にある11の公立中高一貫校の「校風」と「学校が求める生徒像」書いてみたいと思います。
今回は小石川・両国・武蔵・桜修館・九段の5校です。
参考にしたのは、学校公式サイトで記載されている学校紹介と、『週刊ダイヤモンド 2015年 8/22 号』などです。

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小石川中等教育学校の校風と求める生徒像


現状に満足せず、高い志を持ち、自らの個性と能力を自ら開拓する生徒

旧制五中時代からの伝統を引き継ぐ「小石川教養主義」。
これは、初代校長の伊藤長七による理念で、「立志・開拓・創作」と各2年単位で時期が割り振られています。
同時に、旧制五中が大正デモクラシーの時代に出来たこともあり、現在にいたるまで「自由」な校風とされます。
それと理系に特化しているのは、よく知られていますね。

前期(中学過程)は制服がありますが、後期(高校過程)からは私服可となっています。
小石川中等教育学校について詳しくは、こちらの記事を↓
小石川中等教育学校について
小石川中等教育学校の授業公開

両国高校・附属中学校の校風と求める生徒像


アンケートの回答がありませんでしたが、学校公式サイトの校長挨拶を抜粋しますと
時代や社会の変化を乗り越え、しなやかで、たくましく生きる生徒の育成、グローバルな視点を持ち、将来、国際社会で活躍できるリーダーの育成
を目指しているとのこと。

旧制三中を前身とする110年以上歴史あるこの学校は、常時進学校であったのですが、かつてはスパルタ的で厳しい学校だったとされます。
多くの進学校が自由を謳歌できるのとは対照的ですね。
現在ではそれも緩和され落ち着いた校風があるようですが、小石川などと比べると「自律・規律性」が強く求められているかと思います。
制服は中学・高校共にあります。

芥川龍之介の母校だけあって、国語力(言語能力)に特に力を入れています。
理系の小石川にたいして、文系の両国、と称してしまうのは野暮でしょうか。
両国高校附属中学校についての記事はこちらを↓
両国高等学校・附属中学校について
両国高等学校・附属中学校の授業公開感想

武蔵高校・附属中学校の校風と求める生徒像


国際社会に貢献できる知性豊かなリーダー

武蔵は校訓として「自主自律」「向上進取」「文武両道」を掲げています。
特に、部活動が盛んですね。
音楽祭・体育祭・文化祭の運営から、学校予算まで生徒に委ねられているそうです。
そのため自由度が高い校風で、中学では制服がありますが、高校からは私服可とのこと。
進学校らしい進学校といった感じでしょうか。

桜修館中等教育学校の校風と求める生徒像


世界の中の日本人として、国際社会に貢献できる人材

桜修館中等教育学校は、東京都立大学附属高等学校を母体としています。
全11の公立中高一貫校の中でも、元大学附属校は桜修館のみで、現在でも首都大学東京(旧東京都立大学)と繋がりがあるようです。
論理力」の強化を、数学だけでなく国語でも行うことに力を入れているのが特徴ですね。
適性検査の作文問題をみれば、その独自性がお分かり頂けると思います。
校風は大学附属時代からの流れでリベラルだとされています。

九段中等教育学校の校風と求める生徒像


自らの意志と責任で判断し行動する、自らの志を見いだし、その実現に向け努力する生徒

東京都にある11の公立中高一貫校のうち、唯一の区立校です。
そのため、都に縛られず独自性を追求できる学校といえます。
旧制第一東京市立中学を母体としており、小石川と同様、大正期の自由が花開いたその伝統を中等教育校化された今でも引き継いでいます。
そういった経緯から、他とは違った独特な自由ある校風だとされます。

都心のド真ん中という場所柄、キャリア教育においては抜きん出ているでしょう。
また、「開かれた学校」を目指しており、見学した際入った校舎内はとてもキレイで開放的でした。
九段については、こちらの記事を↓
九段中等教育学校について
九段中等教育学校の学校説明会に参加しました


白鴎・大泉・富士・三鷹・南多摩・立川国際についてはこちらの記事をご覧ください↓
公立中高一貫校の校風と求める生徒像【白鴎・大泉・富士・三鷹・南多摩・立川国際編】
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tag : 公立中高一貫校 小石川中等教育学校 九段中等教育学校 武蔵高校附属 桜修館中等教育学校

2015-08-30 23:37 : 東京都の公立中高一貫校 : コメント : 0 :
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