男女別学と共学、どちらが良い?

ご存知のように、御三家校を代表に多くの難関校は別学です。

今年2015年の東大合格者数トップ10のうち8校が別学で、共学校は渋谷教育学園幕張と東京学芸大附属の2校のみでした。
東大に限らず、難関大学の進学ランキングを見ても、男女別学の私立校が目立ちます。

そこで、そもそもなぜ別学校があるのか?別学と共学だったらどちらが良いか?など私なりに考えてみました。

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戦前まで男女別学が主流


明治時代に近代教育制度を導入して以降、男女別学が主流でした。
尋常小学校は共学でしたが、旧制中学校とは男子が通う学校。
したがって、都立日比谷高校など旧制中学を前身とする学校は、そもそも男子校だったのです。

それに対して女子は、高等女学校に入ります。
現在の都立白鴎高校などがこれに当たります。

もっとも進路面では、男女で大きな差がありました。
旧制中学校に入った男子は旧制高校に進み帝国大学等に入るのが大半で、エリート街道を通ります。
ですが当時、女子には大学への門がほぼ開かれていませんでした。
(それでも当時の教育水準から考えると、女学校に入るだけでもエリート層には違いないのですが)

そういった事情から、大学まで別学が当たり前という時代だったのです。
東北大、九州大、北海道大などの帝国大学が僅かながら女子の入学を許可していましたが、東大など他の帝国大学が男女共学になったのは戦後になってからです。
多くの官立(公立)旧制中学も教育制度と改称と共に、1950年には男女共学化されています。

国立・公立の別学校


比較的自由に学校方針を決められる私立校は、その伝統や方針を変えず、そのまま別学という形で現在まで維持している学校が多いです。
御三家中学と謳われる開成・麻布・武蔵や桜蔭・女子学院・雙葉といった学校はすべて戦前に出来ています。

対して国立と公立はどうか?
現在、国公立で別学の中学校なのは、筑波大学附属駒場中学校のみです。
女子はありません。
お茶の水女子大学附属は中学校まで共学で、高校からは女子校となっています。

公立高校では、埼玉県と群馬県が非常に多いです。
有名所では、男子校の埼玉県立浦和高校、埼玉県立浦和第一女子高校。
群馬県では県立前橋高校(男子)があります。

別学のメリットとデメリット


別学のメリットとデメリットを考えてみましょう。
ただし私自身は共学校にしか通っていないので、それを考慮の上お読み下さい。

別学で最も得をするのは、「異性の目を気にせず、勉強に励むことができること」では無いでしょうか。
中学・高校と最も多感な時期とは、異性の目は憧れでもあり恐ろしいものでもあります。
なので、自分の容姿や振る舞いを必要以上に気にしてしまう。
共学の場合、男子でも登校前の身支度にも時間がかかったり、休み時間にもいちいちトイレに行って髪をイジったりするでしょう。
好きな子が出来れば、勉強も上の空になってしまうかもしれません。

逆に、別学のデメリットは上記の体験が出来ないということです。
私の知り合いに男子校に通っていた人が居るのですが、どうも女性慣れしておらず、むさ苦しいなぁと感じてしまうことが多々あります(人柄は良いのですが)。
彼がよく口にするのは、アニメで描かれているような学園生活で「青春を送りたかった」というもので、かなり深い闇を作り出しているようです。

なかには異性慣れしている人も居るでしょうが、「6年間、同年代の異性が身近に無い環境にいる」というのは、全体的に見れば特殊の方なので、多少念頭に入れて良いと思います。
その後の人生に影響します。

男女別学校はいつまで続けられるのか?


周知の通り、現在少子化が進行中です。
子供の数は年を経るごとに右下がりで、大学業界では2018年問題というのが危惧されています。
(この問題についてはこちらの記事を→大学入試改革と受験産業界の変化とは?

当然、中学受験業界はますます斜陽化するし、経営困難に陥る学校も出て来るでしょう。
そんな中、「別学をどこまで維持できるのか」学校関係者は頭を悩ませているはずです。

それへの打開策として、共学校化したり、併学という制度をとっている学校も出てきています。
併学とは、「同じ学校内で男女別々のクラスで授業をし部活や学校行事は共にやる」、というものです。
有名所では、神奈川県の桐蔭学園などが採用してます。
こういった学校が、今後増えてくるのではないかなと思います。
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tag : 中学受験 別学 共学

2015-08-02 19:16 : 中学受験の疑問 : コメント : 0 :
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