要約力と作文力を身につける方法とは?

先日参加した九段中等教育学校の学校説明会でパンフレットと共に配布されたものに、保護者と新入生によるアンケート結果と受検生へのアドバイスが載った冊子があります。

受検するにあたってどのような勉強をしたかが記されており、非常に参考になります。

新入生たちのメッセージの中で目立つのが、「作文対策」に関することです。
近年の適性検査は理系寄りな問題と配点比率になっていますが、国語・作文問題は他の教科と違って「適性検査Ⅰ」と丸々1つ設けられています。
また、独自作成で出題する学校が東京都の公立中高一貫校の場合、11校中7校もあります
参考記事→都内公立中高一貫校国語文章問題の出典と傾向─2015年度版

なので、学校ごとの特色を掴むことが必須です。

ですが作文というのは算数のように答えが1つではないので、習得が難しいものです。
どう対策したら良いか?

以下、私なりに考えてみました。

スポンサードリンク

            

作文力を上げるには、要約力から


先の九段中等教育学校で配られた冊子を読むと、「作文対策のために新聞の記事や読んだ本の要約をよくやった」という新入生の発言が多く見られます。
これは作文力を身に付ける上で、非常に理にかなった勉強法です。

しかし、いきなり「要約文を書け」と言われても、それをやるのは想像以上に難しいものです。
では、どうすれば良いのか?

社説やコラムを模写する(書き写す)


吉野敬介氏という予備校教師がいます。
氏は中学・高校時代は暴走族に入ってグレていたらしいのですが、心機一転し猛勉強して國學院大学に入ります。
受験勉強の際、どこから手をつけたら良いか分からない国語の勉強法としてまずやってみたのは、新聞の社説を模写する、というもの。

氏の他にも400字以内でおさまる文章を模写するのを推奨する人は多く、実際効果があります。
美術で言えば、「名画を模写すること」と同じです。
つまり「学ぶ」というのは「真似」をする、ということなのです。
なので、お手本を探して見よう見まねでやってみる。
「作文を書こうにも、どうしたら良いのか分からない」と悩んでいるお子さんがいるのであれば、まずは模写をすることから始めたら良いと思います。

これによって文章のパターン、つまり「」を身に付けることができます。
加えて、漢字や語句なども学べるので、一石三鳥といった感じでしょうか。

新聞や雑誌のコラムなど、子供でも理解できそうなほどよく短い文章を、切り抜いてスクラップしておき、1日1題ずつ書いていけば、数ヶ月後には国語力がかなり上がっているはずです。

作文力は第三者の目を通して身につく


模写を通して文章の型を身に付けることは独習できますが、作文となると難しいと思います。
以前も書きましたが、やはりプロの目を通して添削して貰った方が得策です

公立中高一貫校対策の塾に通っていれば作文指導もカリキュラムにありますが、私立校対策に通いつつ公立中高一貫校を受けるのであれば、別途作文添削を受けた方が良いでしょう。
大手進学塾の中で公立中高一貫校にズバ抜けた合格者を出しているenaは、この作文指導に相当の力を入れています。
それゆえ、ここまでの実績があるともいえます。

塾に通わず公立中高一貫校を目指している場合は、通信教育の作文対策を使うのをオススメします。
私の息子も、塾に通う前は公文式に加えてZ会を半年ほどやっていました。

教職や編集など文章と関わりある職業をされている親御さんならば、自宅学習で作文対策を済ませられるかも知れません。
以下のような公立中高一貫校の作文対策に特化した参考書も出ています。



塾なしで九段中等教育学校に合格した『塾不要 親子で挑んだ公立中高一貫校受験』の著者は日本経済新聞社の記者で、子供2人の作文を毎日添削されていたようです。
詳しくはこちらの記事に→塾なしで合格する方法はあるか?

要約力・作文力は一生使える


公立中高一貫校の作文問題は、私立校に見られない独特なものです。
近年の理数系重視で私立校的な問題が増える一方、この作文問題があるからこそ私立との差別化ができている、とさえ言えます。

何より、ここで身につけた要約力と作文力は一生使えます
たとえば、本をしっかり読めたかどうかは、その内容を自分の言葉で表現しまとめられて、はじめて「読めた」と言えます。
本以外でも、映画を観た時や旅行をした時の感想を誰かに伝える時も、まとめる力(要約する力)が必要となります。

また要約力が身につくことによって、相手の意見を掴み取り「あなたの意見は〜〜ということですね?」と確認を取ることができます。
さらに英語など外国語を身につける際も、こういった力は強く要求されます。

昨今の大学生はおろか社会人も、要約する力と作文力(アウトプットする力)が不足していると言われます。
私もその1人かもしれませんが、多くの人は「そんな力をもっと早く身につけていれば…」と嘆きがちです。
なので、適性検査を通してそんな力を身につける機会がある小学生は羨ましいな、と思ったりします。
このブログを通して、少しでも要約力・作文力を体得していきたいものです。


関連記事
適性検査で必要な4つの国語力とは?
関連記事

スポンサードリンク


にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村
            

tag : 公立中高一貫校 国語 作文 要約

2015-07-07 23:31 : 国語対策 : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

ブログ村

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ

にほんブログ村 受験ブログ 中高一貫校受験へ

プロフィール

masa

Author:masa
息子と共に私自身も勉強して行きます!

Subscribe with Live Dwango Reader

検索フォーム

カウンター