現役大学合格率でみる都内公立中高一貫校と進学指導重点校

以前、都立進学校についての記事を書きました。
都内公立中高一貫校のライバル校はどこだ?

その記事にもありますが、東京都は公立校の復権を公立中高一貫校進学指導校にかけており、近年の進学実績をみると、巻き返しが確かに起こっています。
都立高校のトップ中のトップである日比谷高校は、2014年に東大合格者を数十年ぶりに公立校の中で首位に立ち、今年は現役浪人含め37名合格しています。
西高校は21名、国立高校は19名と躍進が続いています。

11校ある東京都の公立中高一貫校は、現在7校が卒業生を出しています。

そこで公立中高一貫校の主要大学の現役合格率を、進学重点校と比べてみたいと思います。

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難関国公立大学の現役合格率


ここであつかう国公立大学は、東京大学・京都大学・東北大学・北海道大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学の旧帝大と、東京工業大学・一橋大学・東京農工大学・東京外国語大学・お茶の水女子大学・東京医科歯科大学・筑波大学・千葉大学・埼玉大学・横浜国立大学・首都大学東京の計18校です。

では、現役合格率をみてみましょう。

進学指導重点校

日比谷高校
卒業生 315名
合格者 89名
現役合格率=28.3%

西高校
卒業生 327名
合格者 95名
現役合格率=29.1%

戸山高校

卒業生 316名
合格者 103名
現役合格率=32.6%

八王子東高校
卒業生 316名
合格者 85名
現役合格率=26.9%

国立高校

卒業生 326名
合格者 111名
現役合格率=34%

立川高校
卒業生 321名
合格者 67名
現役合格率=20.9%

青山高校
卒業生 275名
合格者 84名
現役合格率=30.5%

公立中高一貫校


小石川中等教育学校
卒業生 157名
合格者 46名
現役合格率=29.3%

白鴎高校
卒業生 235名
合格者 22名
現役合格率=9.4%

両国高校
卒業生 191名
合格者 39名
現役合格率=20.4%

桜修館中等教育
卒業生 151名
合格者 26名
現役合格率=17.2%

九段中等教育学校
卒業生 144名
合格者 19名
現役合格率=13.2%

武蔵高校
卒業生 197名
合格者 37名
現役合格率=18.8%

立川国際高校
卒業生 155名
合格者数 23名
現役合格=14.8%


難関国公立大学の現役合格率にしぼれば、国立高校が34%とトップです。
公立中高一貫校では小石川で、日比谷・西を抜いて29.3%と大健闘しています。

全ての学校が現役東大合格者を出すようになった


上記の進学指導重点校7校と公立中高一貫校7校からは、今年2015年に全て現役東大合格者を出しています。
これは10年以上前までは、日比谷や西ですら1桁であとは数年に1人2人であった状況から、激変しています。

東大現役合格者数のトップ3を見てみると、日比谷高校の19名、西高校の15名、そして小石川中等教育学校が9名となっています。
日比谷と西の卒業生が300名以上に対して、小石川の卒業生は157名なので、この数字は非常に大きいです。

単純計算になりますが小石川の卒業生がこの2倍である300名以上いたらとしたら、西を抜き日比谷と並ぶことになります。

早慶上智+MARCH+理科大を含めたら、小石川がトップ


上記国公立大学とMARCH(明治・青山・立教・中央・法政)+東京理科大学を合わせた現役合格率も見てみましょう。

進学指導重点校


日比谷高校
合格者 494名
現役合格率=156.8%

西高校
合格者 372名
現役合格率=113%

戸山高校
合格者 525名
現役合格率=166.1%

八王子東高校
合格者 452名
現役合格率=143%

国立高校
合格者 381名
現役合格率=116.9%

立川高校
合格者 365名
現役合格率=113.7%

青山高校
合格者 467名
現役合格率=169.8%

公立中高一貫校


小石川中等教育学校
合格者 307名
現役合格率=195.5%

白鴎高校
合格者 187名
現役合格率=79.6%

両国高校

合格者 240名
現役合格率=125.7%

桜修館中等教育
合格者 146名
現役合格率=96.7%

九段中等教育学校
合格者数 145名
現役合格率=100.7%

武蔵高校
合格者 270名
現役合格率=137.1%

立川国際高校
合格者 198名
現役合格率=127.7%


以上のように難関私立大学も含めた場合の現役合格率は、小石川が195.5%とダントツです。
ちなみに卒業生より合格者が多いのは、併願合格を含めているためです。

大学進学先は数ではなく、%を見るのが重要


小石川がここまでの実績をあげていたとは、今回調べていて改めて驚かされました。
このような事情から、落ち着いてきた倍率が、来年以降適再び上がる可能性が高いかもしれません。
いずれにせよ、公立校の復権をかけた試みは、大学進学率という面では着実に成果を出しています

難関大学合格者数が毎年週刊誌に掲載されますが、ここで注意したいのは、その数字ではなくパーセンテージ(割合)に目を向けることです。
例えば今年2015年の東大合格者数1位の開成高校は399名の卒業者がいて、そのうち現役合格が120名でした。
対して2位の筑波大学附属駒場は、卒業生157名のうち現役合格が81名です。
つまり割合でみると、開成が30.1%筑駒が51.6%となり、立場が逆転します。

数字のトリックに惑わされず、本質をしっかり見極めたいところですね。
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tag : 公立中高一貫校 都立高校 現役合格率 大学

2015-07-01 23:16 : 大学進学情報 : コメント : 0 :
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