武蔵は御三家なのか否か?

中学受験界で御三家と言えば、開成・麻布・武蔵を指します。
これは東京の男子校に限ったことで、女子でいえば桜蔭・女子学院・雙葉が挙げられます。

他にもこの言葉は使われるようで、神奈川では栄光・聖光・浅野千葉では渋幕・市川・東邦、といった感じです。
関西圏でもあるのでしょうが、他の都道府県ではトップ高校のことを差す風潮があると聞きます。

今回は、そんな東京男子御三家の一角を担う武蔵についてです。

この10数年、武蔵は主に東大進学者数で減少傾向にあり、「もはや御三家ではないのでは?」という声が多く聞かれるようになりました。
大手塾の中には、武蔵を省いて駒場東邦などのコースを設置したりと、「最難関校」というよりは、「上位校」という位置づけになっています。

ですが、本質はどうなのでしょう?
わたしなりに考察してみます。

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御三家と称されるまで―東大合格者数から見る武蔵


まず、武蔵が御三家呼ばわりされたのは、いつ頃からなのでしょう?

わたしの推測によれば、東大合格者数ランキングで上位10校に入るようになった、1980年代以降からだと思います。
例えば1984年のランキングでは、武蔵は東大に86名もの合格者を出し、7位に位置しています。
1987年には麻布を抜いているほどで、灘やラ・サールといった他県の私立校をのぞけば、まさに開成・麻布・武蔵というのが東大合格者数の上位を占めていたのです。
その勢いが90年代中盤まで続きます。

ですが、2000年代から下落し、2008年には18名まで落ち込んでしまいます。
ちなみに今年2016年度の東大合格者数は26名でした。

以上の盛衰劇が、「かつては御三家だったけど……」と言われる所以でしょう。
もちろん東大の合格実績のみで測るのは一面的過ぎるきらいがありますが、それでも世間の目は数字を見て判断しがちで、流されやすいのです。

アカデミックでゆとりある学風と自然豊かな学び舎


そんな武蔵ですが、学校側からしたら、右から左に受け流すといいますか、「別に気にしていない」というのが、校長や生徒のインタビューから見受けられます。

ちなみにわたしは、武蔵の校舎に何度か足を運んだことがあります。
というのも、息子が「一生の一回なので、受けたい!」という事から、今年受験したのです。
もちろん落ちてはしまいましたが、それでも本人は満足気で「受けて良かった」と言っており、今でも受験当日のことを楽しそうに話します。

学舎については、ご存知の通り、緑に囲まれた広大な土地を有しています。
武蔵大学と共有しているのもありますが、それでもあらゆる所に緑が生い茂り、小川が流れ、ヤギまでいます。
緑地のある公園といっても良いぐらいでした。
これは他の有名私立校では絶対に味わえないものです。

校風としてはもちろん自由で制服もありません。
受験当日は生徒自ら案内係などをやっていたのですが、わたし達が道に迷った際、尋ねると丁寧に受け答えしてくれたのが好印象でした。

受験に先立つ学校説明会では、校長自らお話をされていましたが、雰囲気はかなりアカデミックなものでした。
それでも、生徒の特性を活かした教育理念に基づく「真のゆとり教育」を実践しているようでもあり、これもまた好感を抱いたものです。

数字や肩書に判断されない学校選び


以上、ざっと私立武蔵について書いてみました。

もはや御三家では無い云々、と言われようが、個人的には本当に良い学校だと思います(わたし自身は武蔵と何ら関係は無いので、別に回し者ではありません。念の為)。

このブログで何度も書いていることですが、肩書きや数字に囚われるのではなく、実際に目で見て足を運んで本質を見抜きつつ、お子さん本人の意志を最大限尊重した学校選びが重要だと改めて思います。

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tag : 中学受験 武蔵中学校・高等学校

2016-06-14 19:15 : 私立校 : コメント : 0 :
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