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偏差値とはなに?いつから使われ始めた?その歴史とは?

中学受験、高校受験、大学受験で最も使われる指標といえば、偏差値です。

 

 

模試を受けた際、各教科の点数より、

偏差値の方に目がいってしまい一喜一憂する」

というのは受験生を持つ親御さんも経験済みでしょう。

 

偏差値というのは志望校のレベルと自分の学力を数値によって距離を計ることが可能なため、非常に便利な道具です。

 

ドラゴンボールのスカウターのようなもので、敵と己の戦闘力を測定できるわけです。

 

が、その数値に振り回されてしまいがちなのも事実。

 

くわえて、そもそも偏差値とは何なのか分からないのに鵜呑みにしてしまい、操られている人も多いのです。

そこで、偏差値についての基本とその歴史について、おさらいしてみます。

そもそも偏差値とは?

偏差値とは母集団の水準を示した無次元数というもので、統計学で使われます。

 

 

これを応用したのが、学力偏差値というもので、私たちが最も馴染んでいるものです。

この学力偏差値は、以下の式に当てはめることで求められます。

 

(得点-平均点)÷標準偏差×10+50

 

平均点の求め方(全員の点数をすべて足して、その人数分割る)は小学生で習うので簡単ですが、偏差値はやや複雑ですね。

 

極端に言うと学力偏差値とは、

50を平均とし、それを上回っているかどうかを見る方法

です。

 

したがって、偏差値が60ならば平均より上の成績であり、40ならば平均より下の成績、ということになります。

 

大雑把なパーセンテージで見ると以下のようになります。

 

 

偏差値75 上位1%に位置している

偏差値70 上位2%に位置している

偏差値65 上位7%に位置している

偏差値60 上位16%に位置している

偏差値55 上位31%に位置している

偏差値50 上位50%に位置している(真ん中にいる

偏差値45 下位31%に位置している

偏差値40 下位16%

偏差値35 下位7%

偏差値30 下位2%

偏差値25 下位1%

 

母集団によって異なる偏差値。御三家中学校を例にして

よく知られていることですが、偏差値というのは母集団によって変化します。

 

 

たとえば、難関校に特化した模試とそうでないのとでは、まるっきり異なる偏差値が出たりします。

 

 

これは各大手塾が発表している学校ごとの偏差値にも現れていますね。

 

御三家中学校を例にして、各塾の偏差値の違いを見てみましょう。

 

男子

 

開成中学校

SAPIX  66

日能研  72

四谷大塚 72

 

麻布中学校

SAPIX  60

日能研  68

四谷大塚 67

 

武蔵中学校

SAPIX  55

日能研  63

四谷大塚 63

 

 

女子

桜蔭中学校

SAPIX  62

日能研  70

四谷大塚 72

 

女子学院中学校

SAPIX  59

日能研  68

四谷大塚 70

 

雙葉中学校

SAPIX  58

日能研  66

四谷大塚 66

 

SAPIXだけなぜこんなに低い数値が出ているでしょうか?

 

 

それはSAPIXが超難関校に特化している塾で、模試を受ける母集団の平均学力が高いからです。

 

実際、SAPIXは御三家や筑駒などへの合格実績が各塾の中で最多となっています。

 

母数が多いのは四谷大塚の合不合模試だとされているので、これが最も現実的な数値ですね。

偏差値はいつから使われだした?

この学力偏差値というのは、海外では一般的ではありません

 

ハーバード大学の偏差値を調べる日本人が多いようですが、そんな指標は存在しません

(ちなみに合格率はあります。ハーバードの場合、約5%ほど!)

 

そんな日本特有の偏差値が使われだしたのは、いつ頃からなのか?

 

調べてみますと、導入自体は1960年代後半に行われており、一般にも浸透したのは共通1次試験がはじまった頃、すなわち80年代以降だとされます。

 

この80年代というのは、大学進学で公立校が衰退し私立校が軌道に乗りだした時期です。

 

また私立大学を中心に、科目数を減らし偏差値を上げる(いわゆる釣り上げ)が始まった時期とも重なります。

偏差値は100以上にもマイナスにもなる

「偏差値○○の勉強法」といったタイトルの本が目を引きますが、これも真に受けすぎてはいけません。

 

偏差値というのはその性質上、100を超えることもあるし、逆にマイナスになることもあるからです。

 

100を超えるには、100人中99人が0点で1人だけ100点を取れば、偏差値149という数値が出ます。

 

マイナスになるのは、この逆で100人中99人が100点で残り1人が0点だったら、その人の偏差値は−49となります。

 

偏差値は便利なものですが、使ってこそです。

振り回されては本末転倒です。

 

 

受験にはげむお子さんには、算数のと本質を見抜く勉強にもなるので、ぜひ親御さんは偏差値のカラクリを知っておくべきです。

 

以上、『偏差値とはなに?いつから使われ始めた?』でした。

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