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開成高校は、なぜ東大合格者数トップで高倍率なのか?その推移と歴史について

東大合格者数トップを、30年以上にわたって独走している開成

 

その名は全国的にも知られており、灘とならんで最も有名な中学・高校です。

 

今回の記事では、

開成とはいったい何なのか?なぜ東大合格者数トップを維持しているのか

を考察してみたいと思います。

明治初頭に予備校としてスタート

開成の歴史は古く、1871年(明治3年)に共立学校という名の学校として創立されました。

 

1878年には大学予備門へ入ることを特化した予備校となります。

 

この大学予備門とは、帝国大学に進学する者が基礎を学ぶために通う学校でした。

 

つまり、当時の開成は、官立予備学校へ入るための予備校、だったわけです。

 

これは開成に限った話ではなく、他の私学も全てそんな位置づけでした。

 

ちなみにこの頃の生徒に、正岡子規南方熊楠といった出身人物がいます。

 

その後、学校令が整えられ名称が幾度か変わった後、1895年に東京府開成尋常中学校となり、第二次大戦後の1948年に開成中学・高校と中高一貫校化され現在にいたります。

東大合格者数トップになるまで

戦前〜1960年代までは、学校は私立よりも国公立、というイメージが支配的でした。

 

実際にその当時の東大への進学者数を見ればそうなるのも頷いてしまいます。

 

まずは旧制高校の名称が新しくなり、徹底的に教育改革された1950年の東大合格者数のベスト10を見てみましょう。(『東大合格高校盛衰史 』を出典にしています。)

 

1 日比谷 84人

2 小石川 82人

3 戸山  51人

4 新宿  37人

5 両国  35人

6 北園  31人

7 小山台 28人

8 西   24人

9 湘南  23人

10 東京教育大学附属(現・筑附) 22人

 

見事なまでに国公立校の独壇場です。

 

 

しかも1位〜8位まで都立校。

 

このランキングで私立高のトップは麻布の14人です。

 

そしてその次が開成で合格者は8人

 

今では信じられない数字ですが、これが当時の現実でした。

 

ですが、徐々に頭角を現していきます。

 

 

10年後の1960年の順位では、36人合格でトップテン入りしています。

 

ただこの時はまだ麻布と灘よりは下。

 

しかし、10年後の1970年には、開成は86人を合格させ、麻布を抜きます。
そして1977年にはトップに立ちます。

 

翌78年入試では東京教育大学附属駒場(現・筑駒)に巻き返され、以後1981年までシーソーゲームを繰り広げます。

 

そして1982年に首位を勝ち取って以来、2018年現在まで37年連続で1位を独走しています。

 

 

ちなみに今年の開成の東大合格者数は175名でした。

 

また、1950年〜2009年までの60年間の東大合格者数は、6578人と驚異的な数字。

 

もちろん全国1位となっています。

なぜこんなに東大合格者数が多いのか?

開成は中学で300人、高校で100人の計400人の生徒が入学します

 

これは超難関校の中ではかなり多い数字です。

 

たとえば筑駒は中学で120人取りますが、高校は40名ほどしか取らず、160人しかいません。

 

また中学しか募集しない麻布は300人、武蔵は160人、駒場東邦は240名となっています。

 

そのため、東大合格率でいえば、筑駒に首位を奪われることになります。

 

それでも今年2015年度の東大合格率は46%と、筑駒に次ぐ数字となっています。

 

他に、人件費の比率が高いというデータがあります。

 

開成の場合78.2%も人件費に当てているらしく、それはつまり教師の質が高いことを意味します。

真の意味で文武両道を通す学校

他の進学校に見られない特徴としては、体育会系に力を入れていることが挙げられます。

 

「文武両道」と進学校が紋切り型に使うそれではなく、上半身ハダカになって行う体育祭やボートレース、硬式野球が東京都ベスト16に入ったりするなど、上っ面ではないことが見てとれます。

 

そういった肉体育成をしっかりやっていることも、受験に強い学校である一因でしょう。

 

受験というのは肉体勝負な面が強いですからね。

 

最近、現開成中学・高校校長である柳沢幸雄氏による著書が出ました。

 

なぜ、中高一貫校で子どもは伸びるのか(祥伝社新書)
柳沢 幸雄
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開成を目指しているご家庭ならば必読ですし、中学受験をするならば読んでおいて損がありません。

 

中高一貫教育の本質を、当事者の目線から書かれています。

 

3開成中学校 2019年度用 10年間スーパー過去問 (声教の中学過去問シリーズ)

5年後の2020年には大学入試が激変します。

 

開成はそれにどう対応するのか、要注目ですね。

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